はちどりの作品情報・感想・評価

上映館(10館)

はちどり2018年製作の映画)

벌새/House of Hummingbird

上映日:2020年06月20日

製作国:

上映時間:138分

あらすじ

「はちどり」に投稿された感想・評価

先週みた「ミッド90s」と同じ時代1994年、理不尽な兄、思春期の子供の心を推し量れない親、裏切る友人…偶然にも共通点が多かった。悩みながらもひどく曲がっていかない主人公も似ていた。
静かに淡々とストーリーが展開し、無駄なセリフが無い。主人公の表情がとても良いので、そこからさまざな感情を読み取れる。
塾の先生がたくさんの人に出会えというのが若者へのメッセージか。あの食卓を囲む家族という小さな世界の閉塞感を超える為に…。
6x6

6x6の感想・評価

4.4
私の生きてきた世界は家父長制でもなければ、学歴重視でもない、むしろ何かに制限されるような生活とはかけ離れていたけど、ずっとずっと言葉には出来ない閉塞感があって、この映画は、そんな私の心の奥の誰にも言えないところに入ってきたから涙が止まらなくて困っちゃった 誰にも迷惑かけずに1人で自由に生きていくためにお金を稼ぐ方法を知ったけど、一人で生きていくなんて全然出来なくて、自分の行動に責任を持てない自分が死ぬほど嫌になることがあったけど
自分を好きになるのには時間がかかるのよってこの映画が教えてくれた

10/21 もう1回見る 今日は色々あって感情的な感想しか書けないや
lingyou

lingyouの感想・評価

4.0
静謐で、淡々と日常を描き、セリフは少なく、映像は美しく。
ヨーロッパ映画には多いが、日本映画にも、アメリカにだってサンダンスなんかにはそういった映画はたくさんある。
前世紀にはそういった映画をよく観に行ったものだった。
ミニシアターブームってのもあった。そんな意味で懐かしい感じのする映画だった。

でも、この映画には実はちゃんとストーリーがあるし、社会派と言えなくもないほどの現実が描かれてもいる。

ただ、とにかく隙間が多い。
解釈の余地がめちゃくちゃに多い心情表現が続く。物事、出来事をひとつの価値観に落とし込まない。

だから、この時間感覚に一旦乗っかってしまうと、多くの人は自分ごととしてウニの日常を感じるようになってしまうだろう。イラついたり、唇を噛んだり、涙を流すこともあるだろう。

それらの感情は、それぞれみんな、観た人その人のものだ。ウニのほんとの気持ちはわからない。わからないけど、わかったような気分になって、感情が揺れ動かされる。

それが共感というものだ。

人の気持ちがわかることじゃなく、わかった気がすることが共感だ。
それは突然起こることもあれば、理解しようと努力しなければ起きないこともある。
ただ、拒絶していてなかなか起こることもなさそうに思う。

監督の実体験が多く盛り込まれているとのこと。過去を美化せず、かといって一面的に断罪するでもなく、ただ淡々と、しかししっかりとその当時確かにあったはずのフラストレーションや息苦しさ、苦痛を見つめる。

やるせない感じ。
どうにもならない閉塞感。
そう、人生ってそんなもの。
世の中ってそんなもの。

でも、この監督はそれだけで済ませない。

それでも人生は続く。
諦念と共に生きていく。

そんな結論ではなかったと思う。

それらの背景には、時代や、社会や、文化や、政治や、多くの原因がかつてはあって、もしかしたら現在にも尾を引いているのではないか、ということを感じ、受け取ることもできるように作られている。

自分ごとと、社会や世界という全体のことを、ひと繋がりの関係性として描くこと。
他者や世界との関係性の中にこそ存在する個、ということ。
それらをあたたかい批評性で描いた作品。

「あの頃」を「昔は良かった」と安易に語り、懐かしむことは、かつての自分への裏切りであると同時に、現在の問題を見過ごす無責任でもあるのだ、と。
そんな気持ちで、ヨンジ先生のように、若い世代を見守ることが今の自分の責任なんだと思ったが、なかなかに荷が重いことだ。
りば

りばの感想・評価

-
とてもゆっくりと静かに少女の繊細な心の動きを捉えた映画。なかなか苦しい思春期映画、誰もが感じたことのある痛み、経験したことあるような中学生的なことが描かれていました。妖精のような浮世離れした先生の存在感が印象的。
主人公の女の子がとってもキレイ。
とも

ともの感想・評価

-
ずっと気になってたはちどり、映画館で観れて良かった

学校にも馴染めず家でも兄に殴られたり親の仲が良くなかったりっていう、中2のウニが、友達と喧嘩したり恋したり思春期の中で、塾のヨンジ先生と出会って自分と向き合う話

一人ぼっちになったウニが、前好きと言ってくれていた子に声を掛けて、無視されて、「どうして無視するの!?前好きって言ってたでしょ」ってとことか、「ウニは自分勝手なところがあるよ」って言われるところとか、完全一致ではなくても思い当たりがあって思春期特有の痛さって感じ

「結婚はクローゼット」

お父さんとお母さんがかなり強く喧嘩してて次の日コロッと仲良くしてたり

最初の家を間違えてたシーンって何だったのかが最後まで観ても分からなかった

ウニの家の食卓とドアが印象的で、ご飯とかチヂミとか美味しそうだった笑
あとトッポギ食べたい笑

改めて、映画館で観た方が、きちんと映画に向き合えるなって思い直しました。普段、ながら見で色々と見落としてるところだらけだと反省。

あまり言葉で説明しないで画で語る映画っていう印象だな。って思ってたら、是枝監督の映像みたいってレビュー見かけたから、あながち間違ってなかったかも

気になるところ、良いなって思うシーンやセリフあったからメモしながら見れば良かった…
ハングル読んだり韓国語聞いちゃったりして集中できなかったところもあった…笑

過去1上手くまとまってない気がするけどまぁいいや
~重苦しい生活の中の、オアシス。漢文塾の教室で、先生が茶器で淹れてくれるウーロン茶を飲むとき~

鉄製のドアをしきりに叩いて、必死に中に居る筈の人を呼ぶ声。「お母さん、お母さん」と。カメラは徐々に引いて、それが、娘と思しき、女の子が発しているもので、更に、部屋の号数が写る。すると、また、同じ色彩のドアの前に、同じ女の子が立って居て、自ら鍵を開けて入って行く様子を、引いた画で捉えて、更にカメラが下がって行くと、そこが、大きな団地の一室である事が認識される。仕切り直しの画像が、きわめて何事もない風景で、団地という母体が写った事で、アジア圏の何処にでもある話かと認識しつつも、最初の母親を団地の外から呼べども、家に入れて貰えなかった件に関して、見る者の意識に残って、この後も、ずうっと、意識の隅で引っかかっている。

冒頭で紹介した女の子は、十四歳のウニ。1994年のソウルの団地に、餅屋を営んでいる両親と大学受験を控えた兄と、彼とは対照的に学校で落ちこぼれている姉の五人で暮らしている。時に子供達に手伝わせるほど稼業が忙しく、高度成長による高学歴志向と、従来の家長制の尊重が重なって、子供自身よりも受験での成功で、親の関心は占められている。中でも受験間近の兄に期待が掛けられていて、それに乗じて、兄がストレス発散で、ウニに暴力を振るっても「一時の事」と耐えて、彼女は、やり過ごしていた。はなから、学業にも興味が持てないウニは、家庭や学校に馴染めず、同級生の男子や、後輩の女子とのデートで、「愛」には至らない、浮いた気分に拠り所を求める。そんなある日、通っていた漢文塾で、ヨンジという女性講師が赴任してきた。ウニは、自分に関心を示してくれるうえに、他の大人と違って別の世界の扉を開いて見せるヨンジと、次第に打ち解けていく。

映画が進むうちに、母親が、帰って来たウニを拒絶した理由が明らかにされるだろうと見守っていたのだけれど、特に言及する訳ではなく、ウニの生活が綴られてゆく。子供の人格を無視した発言をする、父親に学校の男性教諭。酔っぱらって夜押しかけて、子供時代、母より優遇されて進学した事を詫びて帰る叔父。そして、ウニが、街で見かけて呼び掛けても、日々の生活にすがり付くのに精いっぱいなのか、放心したかの様な母は、娘に気が付かずに去ってしまった。

親を選べないうえに元々根付いている家長制度もあって、子供は黙って追従すべきという暗黙の了解が横たわって、「大人はわかってくれない」を強いられたウニの状況を、冒頭の場面は語っているのか。良い学校へ行く事や、上位の立場の者には、異論を挟まず受け入れる事は、生まれる前からの「不文律」と受け入れて、母親へ救いを求めようともせず、兄からの暴力もやり過ごすしかないと、されるがまま。力を持つ者からの一方的な「圧力」に対して、拒否の姿勢を示す。これは、現在、韓国に限らず、世界的「潮流」となっています。

あえて本編では、1994年ソウルで起きた、ソンス大橋崩落の事実を取り込んでいる。これは、目上を盲信して来たのに係わらず、突如、悲しみの底に打ち付けられる弱き者の痛みを象徴すると共に、いわれの無い虐待や暴言に対して異を唱えるまでになるまでの足あとを記したのか。

ウニを取り巻く人達も、特に、説明的なセリフや、琴線に触れるのを狙った名言も無く、日常を切り取って進む。なので、人物同志の関係や、背景に、見る人の想像の余地を残している。そんな中、ヨンジは、ウニに「受け入れられないものに対しては、断固として拒否するように」と、諭す。大人も、そして、同じ年頃の子も、社会の常識に縛られて、無関心だったり、裏切ったりしても、最後の砦として踏みとどまってくれたのがヨンジで、次第にウニは、彼女に心開いてゆく。漢文教室の部屋に、ウーロン茶用の茶器がひと揃えしてあって。特に、大人のヨンジが、すり寄る訳でもないけれど、それだけに、ウニの内心に全く波たつものがないのが、見た目にも伝わって来る。

調べてみると、長編初監督のキム・ボラさんは、過去に演者として出た作品も公開されていたようです。しかし、カメラの裏側に回った本作は、ウケを狙うような目まぐるしい展開や、図ったような伏線回収なんかとは無縁の腰が据わった作品を送り出しております。思春期の女の子を、主役に据えても、アオハル物に有り勝ちな健気さだとか、取って付けた大人目線の教訓話も盛り込まれておりません。鬱積して行く、ウニの心境に沿って、画面の色調も何処か、蓋で抑え込んだような「抑圧」を感じさせる、やや重たいトーン。そして、冒頭の玄関口から引いた全体像にもありますが、団地という、幾つもの家族が集まりながら、他所には、漏れにくい密室性が、本編に活かされています。

「はちどり」とあっても、実際には本編に出て来ず。細かく羽ばたいて空間に留まって居る様子が、その生物の「必死」さが、ウニに重なって見えるところからの命名らしいですが。ソンス大橋崩落の一報を受けて、ここまでの状況がちっとも上手くいかない事に苛立ちを見せて、留守番している部屋で、地団駄を踏む様にぴょんぴょんと跳ね続けるウニ。そして終幕の回りで同級生がはしゃぐ中、不安とも期待ともつかぬ、ただ、空を見つめるウニの表情を捉え続けるショットとか、語らずとも、心境を想像させて、ありきたりそうな話の割に長尺でしたけれど、最後まで目が離せません。

拙文にお付き合い頂き、ありがとうございます。
シネプラザサントムーン 劇場①
mmm

mmmの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

映画館の予告で見てからこれは見なくては!と思ってたんだけどあまり響かなかった...。

他の方のコメントを見てもピンと来ず...。
こういうタイプの映画を見るには私にはまだ早いのか..それとも単に合わないのか...。

韓国も韓国人も好きだけど情勢は知らないから勉強してから見るべきだったかなとは思う。
でも
"知ってる人の中で本心が分かる人"
は果たして自分にも何人いるのか。
勿論相手から見た自分もその対象なのか。
家族を含めても結構難しい問題なのでは。
舞台となる1994年の韓国は急速な経済発展を遂げる一方で男尊女卑、家長制が残り社会的にはまだまだ発展途上の社会

はちどりのタイトルの由来が??
でしたが、色々なレビュー見てなるほどねって納得

1995年大学の卒業旅行は折しも韓国
道中ソンス大橋の崩落現場もバスの車窓から眺めた記憶が、、
FOIL

FOILの感想・評価

1.0

このレビューはネタバレを含みます

全然合わなかったー\(^o^)/
映像と劇伴はいいしウニの衣装が可愛いのは見てればわかるけど、それだけ
話の内容が無さ過ぎた ナニコレ?
物語に引き付けられるフックや推進力が感じられなかった
セリフ少なし、視線と表情で語られても私は読解力低いので全然わかんねーし読み取れなかった

ストーリーの起伏やセリフが少なく14歳の少女の内面を丁寧に描いたって意味ではエイスグレードみたいだった
主人公の外見が好みではなく、内面があまり理解できなかったって意味でも個人的には共通していた

2時間が経過してから、あ、これ劇場じゃなくて配信や DVDにて2倍速で見るのが自分にはちょうどいい映画だと気付いて、劇場の音響設備や他の観客の方を観察しながら映画を見ていた

親友と後輩の顔が似ていて、それぞれ登場した時に見分けがつかずに混乱した🤯
塾の先生の顔が澤穂希選手に似ていた

母親が呼んでも答えてくれないシーンと
寝転んだ母親の足の裏ストッキングにズームしたシーン、
その後クラブに遊びに行ったシーンが
意味不明でチンプンカンプンだった ナニコレドユコト?

父親と兄がそれぞれ泣くシーンは、タイミングが唐突なのと俳優さんの演技があんま肌に合わずに、本気泣きか嘘泣きかがわかんなく感じてしまった

抑圧されている主人公ウニが尊敬できる先生と出会い…、みたいな語られ方してるけど、
そもそも最初から彼氏や友だちがいて、ポケベルを持ち、後輩に告白され、クラブやカラオケで遊び、姉の彼氏の車で橋を見に行くことができるってことから、
家庭内不和はあるけど、他の交友関係では満たされているので、そこまで抑圧されてなくね?と思った
抑圧されてるからこそのタバコとか万引きなのだろうけど、あ、この子そういうことしちゃうんだって見てて引いた
BTTFマーティに家庭内不和はあるけど、交友関係の充実してて共感できないのと似ていた

韓国映画は俳優さんの顔があまり好みではないので、今後あまり見ない気がする 見た目あんま好きじゃない顔を長時間見るのはしんどいので
個人的にこの映画で好みのタイプの顔の人はいなかった

2時間経過してから集中力が切れ、はよ終われやと思ってたので、客席で座る位置を調整するため、もぞもぞイゴイゴ動き始めてしまった
エンドロールが始まった時、やっと終わったー、私はこの退屈で苦痛な時間からやっと解放されるんだー\(^o^)/って感動した
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