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ブラック・ウィドウのkissenger800のレビュー・感想・評価

ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)
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2001年、『ゴーストワールド』『バーバー』というふたつの傑作において忘れ難い印象を残した年が私とスカーレット・ヨハンソンの出会いなのですが、その2作、撮影当時16~17歳だった彼女が全身から出していたのは、いまも衰えることないトレードマークのエロとダル(さかのぼって見た『モンタナの風に吹かれて』1998でも両要素たっぷりだったのはさすがに笑いました。なんらかの法律に違反してるのではなかろうか)。
そして、彼女がその後イイ感じに伸ばしてきたもうひとつの要素が-暴言をあらかじめ謝罪します-バカ、です。代表作でいうと『スパイダー パニック!』(2002)、『私がクマにキレた理由』(2007)、『ヘイル、シーザー!』(2016)あたり。
コメディエンヌとしての才能、みたいな言い方にすれば謝罪も不要なんですけど、語呂がいいじゃないですか、エロ・ダル・バカの三拍子がスカーレット。というほうが。
つまりね、MCUに彼女が出てきたとき私が思ったのは、あ、これバカのやつ。だったんです、世間の大半はエロだと思っているのはもちろん知っていて、バカだなー、これはバカのほうのスカーレットなのに。
以来ずっと不満で……ってよし分かったこの話は終らないのでまた別途noteに書こう。
(有言実行の証拠として「書いたよ」リンク置いておきますね。 https://note.com/kissenger800/n/n63230dd8686a )

2時間でパッケージされる映画フォーマットで見るMCUが久しぶりだったので、なんかね、猛烈に懐かしかったですね。
たとえば「アメリカン・パイ」は定番としても、「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」の使い方よ。あれは総上演時間ではなく1話あたりの尺の都合でドラマならじっくり聞くことができないところだし、そんなこと言ったらみんな大好きフローレンス・ピューによる天丼、あれも映画だから生きるやつですからね。
というわけで、Disney+の月額に加えてプレミアアクセス料金まで払った罪悪感は吹き飛びました(=単純)。
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