約2年ぶりのMCU映画。フェーズ4最初の作品だけど内容的にはほぼフェーズ3の最後の作品。
スパイアクション映画って宣伝だったけど、大きなテーマは「家族」。
エンドゲームでナターシャがあの決断をしたのは何故か?の部分は直接的な表現が無かったので「この家族も指パッチンで消えてしまったのかな?」と想像。
クリントとたびたび「笑い話」にしていた「ブダべストの思い出」もかなり重たい出来事でびっくり。
血清キメてる人・アーマー着ている人・神様・緑色の人など超人がいないから仕方ないのかも知れないけど、ラストの空中戦以外はどこかで見たスパイ映画やアクション映画っぽいシーンの連続なのでそこはもうちょっと頑張って作って欲しかった。
特にタスクマスター戦は物足りない。
動きをコピーできることを逆手にとった予想外なトリックなり、家族共闘なりで一定の決着が見たかった。
フローレンス・ピューってあんまり印象になかったけど、ヒーロー着地いじりをしている時や家族団らん時の「若干やる気のない感じの演技や顔芸」が良かったから次回以降の登場が楽しみ。
ドレイコフのクズっぷりは久しぶりに完全なヴィランだった。
劇中で何度も「死体は確認したか?」のセリフがあったのにメガネが吹き飛んだ演出だけだったので、どこかのタイミングで復活しそう。
トニー・スタークの様に「葬式」は表現されていなかったけど、知る人ぞ知るっぽい場所に建っているお墓に何人も訪れている雰囲気のあるエンディングは良い。