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ブラック・ウィドウのYACCOのレビュー・感想・評価

ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)
4.0
こちらも公開延期に次ぐ延期でやっと見ることができた。
ブラック・ウィドウもとい、ナターシャの生い立ちがなかなかダークなものでありつつ、小説や漫画に登場しそうなもので、映画が始まるやいなや起こる逃走劇は冒頭から見る側を惹きつけた。
ナターシャを演じるのは、スカーレット・ヨハンソン。クールで強いブラック・ウィドウを見せてくれた。(妹のエレーナにちょいちょいいじられる立ち姿?着地姿?もかっこよくて私は好きだ)
本作は、シビル・ウォー後という設定。エンドゲームまで見ている人にとっては、この後、ナターシャに待ち受ける出来事については承知の上で見るわけではあるが、今作を見ることで、エンドゲームでナターシャがとった行動についてもより理解が深まる様になっている。

スカーレット・ヨハンソン演じるブラック・ウィドウは今作が最期ということであったが、もの悲しくも彼女にふさわしい締めくくりになったのではないかと思う。今作を見ていて改めて思ったのだが、あの超人たちの集まりアベンジャーズのなかで、ナターシャは、そのポテンシャルはあったものの、幼い頃から特殊な環境で育成されてきただけで、スーパースーツをまとっているわけでもなく、超人でも宇宙人でも神でもない、人間という設定だったことを思い出した。
そして、アベンジャーズから姿を消した他のキャラクターたちも思い出し少し悲しくなったけれど、エンドロール後を見て、きっとまだまだ見せてくれるのだろうと期待に胸を膨らませた。

でも、今はブラック・ウィドウお疲れ様でしたと書き添えて終わりにする。
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