Masa

ブラック・ウィドウのMasaのレビュー・感想・評価

ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)
3.8
期待大で公開日に観に行ったのだが、、!
色々勿体ない!という印象でした。

以下、MCUは大ファンだけど、アメコミは数冊しか読んだことない、という立場からのレビューとなります。

まず良かったところは、俳優陣。スカヨハが安定してうまいのは勿論、それを食うくらいフローレンスピューが素晴らしい。ハリウッド超大作には珍しく、自然で良い意味で演技感がない。そこに演出も加わって、前半から中盤までの会話シーンはとても良かった。

あとはオープニング!!陰鬱で硬派なタッチにこれまた暗ーいNirvanaのカバー。
これはバリバリ硬派な面白い映画が観れるぞ!と期待ガン上がりした。

あとは悪役が嫌ーな男性性を強調していてこれも現代的で分かりやすい。


以下個人的にイマイチだった点。
まずアクションに関して、野暮だがどうしてもボーンシリーズや、MCUならウィンターソルジャーと比較してしまう(だって作り手が意識しまくってるもん!)。
やはりこれらの作品も比べると平凡でパッとしない印象。後半の大味大バトルか、硬派なファイトシーンどちらかにフォーカスした方が良かったのでは?

あとはタスクマスター!あんなにカッコよくて、能力的にも山ほど見せ場が作れそうなのにあまりパッとしない。
能力を活かした良い場面も沢山あったんだけど、もっと見せて欲しかった。最後のアクションもイマイチ。

レッドガーディアンがコメディリリーフになるのは良いが、せめて一箇所だけでも昔の活躍を彷彿とさせる場面があれば良かったかも。


面白くなる要素が沢山あって序盤に色んな展開を散りばめていたのに、結局上手く活かしきれず、惜しい映画、という印象でした。
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