ベべべっち

8番目の男のベべべっちのレビュー・感想・評価

8番目の男(2018年製作の映画)
4.2
8番目の男が一波乱巻き起こす…

実話に基づいた韓国の国民参与裁判ムービー。
2008年の初となる国民参与裁判での裁判事件を描く。
コメディとして何回もクスっと出来るし、サスペンスとしては緊迫感溢れる裁判の裏側、陪審員が事件の真相に近づいていく様に引き込まれる。

内容としては、、
韓国初の国民参与裁判が開廷されることになり、一般人から8人の陪審員が選ばれる。
しかし、裁判の当日に陪審員に欠員が出てしまう。
急遽呼ばれた8番目の人物は優柔不断で全く頼りがいのない男だった…。
裁判で取り扱う事件は、証拠も証言も自白も揃っている明白な殺人事件。
有罪はほぼ確定なので量刑を決めるだけの簡単なものになるはずだったのだが、被告人が急に嫌疑を否認し始めた為、陪審員たちは有罪か無罪かの決断を迫られる…
というもの。


実話に基づく深刻な裁判モノなのに、皆がちょいちょい笑わせてくる😂
特に、前半だけ切り取るとコメディ映画かと思えるかも。


陪審員にはそれぞれ番号が決まっており、名前はわからない為、お互いを番号で呼び合う。

1番は法学部の1年生
2番は夫を10年以上介護していたおばあちゃん
3番は陽気なおっさん
4番はとにかく早く帰りたいお母さん
5番はエリート会社員…
(省略)

そのクセのある8人が、なんとかして真相に迫ろうとする後半は流石に笑いが減ってくるが、それはそれでサスペンスフルで面白かった。



劇場が満員で、地べたに座って観てる人もいたが、そこまでしてパク・ヒョンシクを観たいのか😂