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ブルーノート・レコード ジャズを超えてのaaa6781yyyerのレビュー・感想・評価

4.0
・ブルーノートレコードを振り返る作品の場合、本でもドキュメンタリーでも大抵50〜60年台のハードバップ黄金期くらいで終わってしまう。実際は70年代以降の新主流派が出てきたり、2000年代にノラジョーンズを発掘したり、2010年代にロバートグラスパーがヒップホップに接近したりとなかなか面白いトピックがあるのに。
・このドキュメンタリーでは、ブルーノートの成り立ちから現代に至るまで、特に80年代以降の黒人音楽を語る場合ヒップホップは外せないと思うが、ヒップホップとの関わりまでしっかりアプローチしてくれていたのが非常に良かった。昔のレコードを聴くだけでは音楽ではないと思うし、今現在進行形のポップミュージックへのブルーノート の貢献や関わりという観点を示してくれていた。
・このドキュメンタリーがきっかけになって、ジャズのオールドファンには是非ヒップホップを聴いてほしいし、ヒップホップの若いリスナーにはジャズにも興味を広げてほしい。黒人音楽の精神性(コンペティション性とも言うか)では双方ともに変わってない部分は多いし、ジャズのインプロビゼーションをラップが継承した部分も大いにあると思う。正直リスナー層が大いに異なる両分野だと思うが重なり合う部分は多いので、日本国内でもそのような理解が進めばと思う。
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