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ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -のさくらぼのレビュー・感想・評価

4.0
第一次世界大戦後の欧州を模した架空の国の物語。
タイプライターで手紙の代筆をする義手の少女・ヴァイオレットが狂言回しとなり、ほぼ一話完結の物語を紡いでいくテレビシリーズは、感動的なエピソード連発と京アニならではの美麗作画で2010年代を代表する名作になりました。

ヴァイオレット自身の物語ももちろん良いのですが、外伝と称された本作では、ある少女とその妹が主軸になるお話。言うまでもなく感動系で、ダバダバ泣きましたw

主人公が狂言回しに徹していて、初登場の人物たちが前面に出てくる、ということは、主人公のバックグラウンドとかはあまり重要じゃなく、つまり初見でも十分楽しめます。
僕は「マスターキートン」という漫画が大好きなんですが、なんとなく共通点があると思っています。

未曾有の放火殺人事件の直前に完成した本作。
来年に予定されていた次作は公開延期になっています。
僕はいつまでも待っています。
頑張れ、京アニ。