Ayu

天国にちがいないのAyuのレビュー・感想・評価

天国にちがいない(2019年製作の映画)
3.0
何か映画観たいなとぼんやりしていた旦那さんが検索してたどり着いた本作、初めましての劇場のシネマ・ジャック&ベティ(スクリーンに入るまでは大学時代バイトしていた今はなき新宿ミラノ座の2番/3番スクリーンを思い出すレトロさ)にて鑑賞。結果私はそこそこ楽しめたけど旦那さんは「予告編が一番面白いタイプの作品だな」と思ったそう。

97分ほぼ全ての風景・登場人物・出来事が何かしらのメタファーであることはは理解できるのだけど、そこから先が不勉強で自分の知識の範囲内でしか解釈出来ないのが悔しい。脚本・主演も務めたイスラエル国籍のパレスチナ人であるエリア・スレイマン監督の表情のバリエーションがチャーミング(いかんせん彼が発する台詞が数えるほどしかないので)ポスターに三分割されているナザレ・パリ・NYロケのそれぞれの街の風景が良き。

個人的には一瞬本人役で出てくる(たぶん監督の台詞量を全部足すより喋っている)ガエル・ガルシア・ベルナルがスペイン語メインで英語も交えてスクリーンでニコニコしているだけで幸せハッピーでした。あらすじにも書いてある裸の天使の胸部に描かれていたのはパレスチナの国旗だった気がするのですが、IMDB読んでも答えが載っていなくて確証が持てない夜。
Ayu

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