今年初の映画館での鑑賞。色々タイミングが合わずようやく行けた。
年末からずっと観たかったこの映画。繊細で美しく何度もため息が出た。
望まない結婚を強いられた貴族の娘エロイーズと彼女を描く為素性を隠して彼女を描くマリアンヌ。
キャンバスを挟んで見つめ合う強い視線。美しい孤島での散策。荒れる波の音。効果的な音楽。暖炉の炎。
徐々に心が通って行く過程や、決まっている運命の中、限られた時間お互い求めあう切なさが静かに激しく描かれる。
ラストの振り返る愛情と振り返らない愛情。そして音楽。余韻が残る映画だった。