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燃ゆる女の肖像のradioradio526のレビュー・感想・評価

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)
3.7
「絶海の孤島での美し過ぎる恋愛劇」

「燃ゆる女の肖像」鑑賞。
18世紀、フランス、ブルターニュの孤島。画家のマリアンヌは貴族の娘エロイーズの見合いの為の肖像画を頼まれる。だがエロイーズは結婚を拒んでいた。散歩の相手と偽り、近づいて肖像画を完成させたが真実を知ったエロイーズは出来栄えを否定する。描き直すことになった肖像画…散策し、キャンバスを挟んで見つめ合う二人は恋におちる。完成まであとひと筆…それは別れを意味していた。
限られたキャストにセリフも必要最小限…削ぎ落とされた会話には哲学的な匂いがする。情景の美しさの中…たった5日間の禁じられた恋愛が燃え上がる。
久しぶりのフランス映画…シャーリーズ・セロンら映画人から高い評価を受けているのも納得。
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