クロ

燃ゆる女の肖像のクロのレビュー・感想・評価

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)
3.9
思ったほどはハマらなかったかな…。伯爵夫人が本土に出かけて3人で過ごす時間が良過ぎて、2人の関係というより、ソフィーや島の女性たちも含めたシスターフッド的な部分の方が好きだった。
島の女性たちが集会で歌うシーンは圧巻。

ちょうど『NOPE』を見た後なので、「見る」「見られる」という関係についても色々面白かった。この映画では「見る」「見られる」ことで恋に落ちてゆく。

オルフェの物語をなぞる展開は美しく、故にこの映画もちょっと美し過ぎるようにも思うのだけど、でもラストの「28ページ」とヴィヴァルディのシーンは胸がキューッとなります。
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