ごりら一味

燃ゆる女の肖像のごりら一味のレビュー・感想・評価

燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)
3.8
同性愛ロマンスものなのですが、独特のテイストで、孤島では女性キャストしか出なかったりだとか、ほぼ音楽は流れないとか意図的な演出があったりします。
その音楽もこの映画では2曲しか使われてないんですが、それが結構素晴らしくてですね
「ヴィヴァルディ協奏曲第2番ト短調 RV315“夏”」(長っ!)はラストシーンで、オーケストラによって奏でられて、これでもかってくらい効果的に使用されて演出が素晴らしい。
んでもう1曲が「LaJeune Fille en Feu」とゆうオリジナル曲で焚火を囲んで女性たちが歌を歌う場面とエンドロールで流れるんだけど、これがまたカッコいいんですよ。凄い残る
ラスト3分弱で伏線回収させ爆発させるかの如くパワフルに終わるので見てて気持ちいいです。
ただラストの解釈の仕方はお任せします的になってるので良し悪しあるかもしれないし、あと感性に訴えかける映像美がダメって方もいるかもしんない。(もろ女性向けす)心に余裕ある時に見ていただきたい映画かな