まおしお

ポルトガル、夏の終わりのまおしおのレビュー・感想・評価

ポルトガル、夏の終わり(2019年製作の映画)
3.9
久し振りの映画館。
ポルトガルは好きな国で数年前シントラに行き王宮の見学をしたのを思い出す。
良い映画でした。
余命わずかな女優が自分にとって大切な人達をシントラに呼び、過ごす。
ドラマチックな展開があるわけでは無いが、其々の抱える問題が徐々に分かっていく。
ちょっと何を言いたいの?とモヤモヤして眠気も来たけれど、マリサ・トメイとのやり取り辺りから、核心に。
ユペールさんは自分無き後、愛する者達が幸せに生きて欲しくて自分なりの仕掛けをしたのね。
泣けました。今も変わらず、マリサ・トメイは泣かせる女優No. 1ですね。

シントラの、森と海。そしてアズレージョ。美しかった〜💖
因みに私は孫の女の子が男の子と高い丘からキラキラの海を見下ろしているシーンが好き。
シューベルトの曲が流れユペールはじめ、其々、全員が丘を登って行くシーン。ユペールは楽しそうに登って来る夫とトメイを見て安心⁈したのかな。それを見ている元夫。彼はずっとユペールのことを気に掛けていた。ぐっと引いて撮った渋いシーン。

未来広がるキラキラのシーンとアースカラーの丘のシーン。
監督の美的センスは素晴らしい!
まおしお

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