ポルトガル、夏の終わりのshimaluckyのネタバレレビュー・内容・結末

高名で奔放だけど余命数ヶ月の女優がポルトガルのシントラに一族と友人を呼び寄せ一緒に過ごす数日の話。
特にストーリーがある訳ではない。彼女は自分の亡くなった後の皆を心配し道標を示す主旨で集めた訳だけど、目論見は少しずつズレて行く。
大の大人達の人生を決めて行くとは何と傲慢、嫌悪感を持つのは私が普通すぎるのか、それとも？
死に行く人間の自己満足に皆は付き合えない綻びが出てきても、自然に予定とは違った形で落ち着いていきそうな感じ。
どこまでもキレイな街と森と山と海と夕陽が、ワガママな人間ドラマをオブラートに包む。
ヨーロッパ人の人生観はどこまでも個人を大切にする。