えーこ

バクラウ 地図から消された村のえーこのレビュー・感想・評価

4.0
第72回カンヌ国際映画祭審査員賞受賞をはじめ世界中で数多くの賞を受賞、
"これは血と暴力に彩られた現代の寓話"

今から数年後…
村の長でもあった叔母が亡くなり、故郷の村バクラウに戻ったテレサ。
その日から村では不可解なことが次々に起こり始めるー

ブラジル版ミッドサマーてなるほど~
のどかな片田舎、人種もさまざま、
男も女も娼婦も男娼も分け隔てなくラブ&ピースな村。
だけど、どこか変…?
あの薬、何の薬??
なんでDJがっ!?
葬儀に歌う怪しいあの歌!!

地図から消されるって地味に怖いなー
円盤型のドローン、ド派手なツーリング客?、血まみれ死体の上に広がるのんきな青い空も裏腹で不気味さアップ!!

これはキロンボという植民地期ブラジルの白人社会を脅かし続けた逃亡奴隷のコミニティが元ネタらしいんだけど、、
それにしても恐るべき結束力!!
我々は権力に屈しない。
若き日の的場浩司を彷彿する?ルンガ(←えー)
アカシオの過去も気になる(笑)

「これは始まりにすぎん」
"ブラジルのトランプ"と言われるボルソナーロ大統領による独裁政権?、
人種差別や階級社会がなくなることはない。
さあ国民よ、立ち上がれ!!
バクラウにはまた新たな歴史が刻まれた(笑)
えーこ

えーこ