“現在から数年後”のブラジル・バクラウ。
一見、平穏そうな村に少しずつ不穏の影が忍び寄る中、農場で殺人事件が起きてしまう…というお話。
タイトルやポスターのビジュアルから、『ミッドサマー』的なヴィレッジホラーを想像していたら全然違った!
理解は全然しきれていないのですが、たぶん社会派の作品!
序盤から、散乱する棺、給水車への狙撃、謎のUFOなどなど、不穏感の出し方が秀逸で、“何かが変”という要素が散りばめられているのですが、それらの関連性は不明だし、どう物語と繋がっていくのかがわからず微妙な心の不安定さだけがヒタヒタと忍び寄ってきます。
ブラジルの社会情勢はあまり詳しく知らないのですが、この作品はブラジルとアメリカの関係を極端な表現で表した寓話的な映画なのかなと感じました。
特に、ハリウッド映画への皮肉?って印象が強かったです。
ハリウッドのアクション映画といえば、メキシコなど治安のあまり良くないとされる国にアメリカの兵士が行ってドンパチする映画が沢山ある(ような気がするw)ように思うのですが、そんな彼らがやってるのはこういう事だぞ、みたいな。
いや、全然的外れな見方かもしれないけれど(笑)
文化と価値観と偏見の衝突の物語、っていうのが個人的な感想でした。
そんな意味深な作品なので、他の方々のレビューを見ながら理解を深めようと思います!