このレビューはネタバレを含みます
アメリカでアジア系がキャスティングされているドラマをよく見かける。『クレイジー・リッチ』もそうだった。
この映画ではキアヌ・リーブスが本人役で出ているが、セレブの実情がうまく表現されている。
幼なじみの二人が長い時間をかけて再び巡り合うまでのラブコメ。
食の文化がねじ曲がってアメリカをはじめ世界に広まっている現実をほのめかしているあたりもうまいと思う。
韓国の家庭料理がニューヨークの高級レストランで高い評価を得る。
町山智浩さんの解説では、ただのラーメンが高級料理としてヒットしたりするおかしな現象もあるそうだ。
このドラマではフォーカスされていないが、小さなラブコメの中にシニカルな面を交えた楽しい映画だった。