戦争は絶対に許されないこと。それは現在進行形で日々悲しみと怒りしか生まない、ウクライナに侵攻するロシアの蛮行からも分かるとおり。
ただ、ロシアの血が流れている人の中にもきっと、今回の戦争に怒り、悲しみ、異を唱え、祖国の蛮行を許さないという人がいる。
敵国にかかわる全てが悪いわけではないと、理屈では分かっていても許せないことはもちろんある。家族や知人を失った人なら尚更だろう。
しかし、最終的には「人」と「人」なのだ。
綺麗事と言って終わる人もいるだろう。でも、相手の心を見て、自分の心に問いかける。その判断が求められる場面で自分はどうするだろう。
今作を観て、いろんなことを考えた。
罵声を浴び、憎しみに囲まれていたトラウトマンが、遂には大歓声と拍手で迎えられ、笑顔で応えるシーンは涙が出た。
マーガレット役の女優さん、めちゃくちゃ可愛かったなあ。