キーパー ある兵士の奇跡の作品情報・感想・評価

上映館(21館)

「キーパー ある兵士の奇跡」に投稿された感想・評価

ジョー

ジョーの感想・評価

4.4

このレビューはネタバレを含みます

世間の目を変えた夫婦の物語

ドイツ軍兵士がイギリスの捕虜になり、そこでキーパーとしての才能を認められてスカウトされる。

彼の人生にはいくつもの失敗と後悔があった。その失敗を糧に突き進み、後悔を勇気に変えて生きていく姿に心を動かされる。
ブーイングが次第に声援に変わった時、まるで自分が認められたかのように嬉しかった。
諦めなかったのは彼だけではない。
偏見に負けずに支え続けた妻の存在にただただ感服。

キーとなるのは、何を成したかでは無く「誰に出会ったか」だと思う。
一人との出会いで完全に道を踏み外してしまう事もあれば、国民の総意を変えることだってできる。
それを体現してみせた夫婦の姿が忘れられない
regency

regencyの感想・評価

3.0
サッカーには疎いので、正直バート・トラウトマンについては全く知らなかったが、元ナチス兵というだけで、彼がいかにドラマチックな人生を送ってきたかが容易に想像できる。
観る前は、華麗かつ迫力あるサッカープレイを盛り込んだサクセスストーリーかなと思っていたが、ハッキリ言ってサッカーシーンは地味。トラウトマンのポジションがゴールキーパーゆえに、技術的な見せ場は皆無な上に、なぜ彼が優れたキーパーなのかという描写も一切ない。そのため、ガチガチのサッカーファンの方は肩透かしを食らう。
というわけで本作は、トラウトマンと妻となるマーガレットの夫婦愛を主軸に置いている。トラウトマンが戦争時に負ったトラウマが何なのか、そしてそれをどう克服するのかが、大きな見どころかも。というかマーガレットが、夫よりも気丈で力強い存在なのがポイント。
ただ本作もかなりフィクション要素が濃いようなので、「人間は過ちを許せるのか」という現代にも通じるテーマを噛みしめて観た方がベター。
sw

swの感想・評価

4.2
イギリス人の娘と結婚するまでの過程が急にぶっ飛んだとこだけはびっくりしたけど、基本的には好きな展開の話でした。
劇場の音響でノエルギャラガーの曲を聴けたのは思わぬ副産物。
花梛

花梛の感想・評価

3.7
オンライン試写会にて。解りやすいが安っぽい邦題がついてるせいでB級感ハンパないけど、しっかり作られていてなかなか良かった。
第二次世界大戦後のイギリス。捕虜となっていた元ナチスのトラウトマンが、サッカーが得意という事で地元チームでキーパーとして活躍。収容所閉鎖後もイギリスへ残り世界有数のゴールキーパーと呼ばれるようになる、実話ベースの話。
デヴィット・クロスが大きくなったなぁ……という気持ちにもなりつつ、戦後まもなくの敗戦国の兵士として価値観をがらりと変えねばならず、そして自省もせねばならないし、様々な葛藤を持ちながら生きている様子を上手く演じていたと思う。

時系列はちょろっと整えられているが、銅像が作られるくらい偉大なキーパーという事に変わりない。
サッカーによる絆が中心にあるので、歴史や戦争モノが苦手でも見られる感じ。
nao

naoの感想・評価

3.5
試写にて。
ナチ軍兵士がイギリスで捕虜となり、サッカーのゴールキーパーとしての腕を買われ英国の名門クラブへ。元敵国のサポーターからのバッシングを受けながらも実力で人気を手にするサクセスストーリー。

戦争はみんなが加害者でみんなが被害者になりうる
兵士として戦地に赴くのは若者たちばかり。大半が彼のようにトラウマを背負いながらその後生きていかなければならなかったことを思うとやるせない、、、
憎むのは簡単だけど許すのは難しい

シンプルながらも戦争とサッカーと人生、家族すべてをうまくまとめた映画
マサル

マサルの感想・評価

4.0
大戦直後、捕虜だった元ドイツ兵が英国サッカーリーグで活躍する。ナチスドイツへの憎しみを一身に集めながら、彼自身も戦争でのトラウマを抱えながら。
許すより憎む方が簡単!というメッセージが素直に響く好編。主人公のキャラクターがいいヤツだからかな(笑)。

収容所から町まで、田舎町からマンチェスターまで、主人公の気持ちが高揚する場面転換でドローン撮影していて、風景が美しい。
讃美歌「日くれてよもは暗く」がクライマックスに2回出てくるけど、神様そばにいてくださいという歌が、感動的に使われていた。
Sachika

Sachikaの感想・評価

3.8
試写にて

捕虜となった独軍兵士が、英国名門サッカークラブのゴールキーパーとして活躍する、奇跡の実話を基にした作品。
誹謗中傷を浴びながらも、ひたむきにサッカーと向き合う彼と、家族の愛の力、サッカーを前に平等なチームメイトに、誰もが心を動かされるはず!

戦争のトラウマ、独軍に家族を殺された遺族、ナチス被害のユダヤ人。
例え昨日まで敵国だったとしても、サッカーを戦争の武器にしてはいけない。誰もが戦争の被害者なのに…。
そう思っていてもやりきれないよなあ。

憎むよりも許すことの方が難しい。
彼を想う、奥さんの演説が素晴らしかった!
オンライン試写会で視聴しました。

イギリスで戦争捕虜からサッカー選手になったドイツ人の話。
序盤でWW2はドイツの降伏で終わり、イギリスで捕虜となったドイツ兵の戦後が描かれる。

地元サッカークラブの監督をやっているマーガレットのお父さん。彼がトラウトマンの運命をぐるっと変える。
普通戦争は終わったとは言え元敵国の捕虜を自分のチームに入れようとは思わないでしょう。しかし、いい意味でサッカー馬鹿のお父さんはトラウトマンを入れちゃいます。しかも自分の店で雇っちゃう。いいねぇこのお父さん。彼がいないとこの話は始まりません。

そして妹がまた可愛いんだ!ぽっちゃりしてて、天真爛漫。「バート、バート」と懐いているのがとても愛らしい。これはマーガレットも警戒心を解いていきます。

マーガレットが素敵な女性だった。最初からトラウトマンのこと意識しまくりだったのでこれはくっつくなと思ってたらやっぱりくっついた。

名門マンチェスター・シティに入ったあたりから周りからのバッシングがキツくなっていく。
それでもトラウトマンを受け入れたラビの姿勢が見習うべきものでした。

事故で息子を亡くして、それは過去の報いだと言うトラウトマンに「私の息子でもあるの」と勝手な思い込みをしないでと言うマーガレットが良かった。

トラウトマンはあの少年から奪ったボールでサッカーをしたという事実は消えない。直接手を下してないにしろ、少年を殺した側だった。

もっと残虐な戦闘シーンがあるかなと思ってたけど意外となかった。一瞬映った思考矯正プログラム映画のホロコーストの遺体の映像がキツかった。

少年を見殺しにしたことで息子を失ったという因果関係は全く当たらないと思うけど、本人にしたら必然と思えてしまうのだろうか。罪の意識は消えない。

回想シーンが3回あったと思うんですが、最初は少年を撃とうとした同僚を突き飛ばして少年の命を助けるという願望で、最後が現実という演出が心を抉ってきた。

とにかくアウェーの地でゴールを守り抜いたトラウトマンはとても立派な人でした。
夫妻の間にあの後二人息子ができたとのことでよかったなぁと思う。
元ナチスの兵士が偏見の中でプレミアリーグの守護神として活躍するまでのお話。
シンプルなストーリーラインではあるが、偏見の中で全体でなく個を見るべき!という現代に大きく通じる課題をしっかり見せている。
「憎むのは簡単」

スポーツの秋!10月はサッカー強化月間「アウェイデイズ」「キーパーある兵士の奇跡」感想
https://tea-rwb.hatenablog.com/entry/2020/10/19/123000
haruka

harukaの感想・評価

3.5
辛くて切なかった…
他の方のレビューを見てると
綺麗に描かれてるということなので、
実際はもっと辛かったのかと思うと
やりきれない気持ちになる。
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