Giuly

ブリット=マリーの幸せなひとりだちのGiulyのレビュー・感想・評価

5.0
U-NEXTでストーリーに一目惚れして見てみました。63歳の専業主婦が1人見知らぬ土地で奮闘する…という紹介文でしたが、見てみると、あれ?思ってたよりサッカーの要素強いな?…と、ある意味スポ根的な色もある映画でした。邦題と日本のポスターがパステル調のゆるゆる北欧映画ぽくしていましたが、本場スウェーデンのポスターはエプロン姿のブリット=マリーがサッカーボールを抱えて勇ましく立っている姿。原題の和訳は「ブリット=マリーはここにいた」そりゃギャップが生まれるわ。

とはいえ、内容はとても満足でした。私個人としては終始、半泣きで観ていました。ブリット=マリーが彼女らしさを捨てず、慣れない生活、文化、人に真正面に向き合う姿、心が打たれます。

新天地で孤独と不安に苛まれるブリット=マリーに共感して悲しくなるシーンもありましたが、彼女が強く頑張る姿勢のおかげで、映画の最中に気落ちすることはないと思います。ずっとニコニコHAPPYではないけど、不思議と引き込まれていき、個人的に予想外だったエンディングは微笑ましい気持ちで終えれました。

1人でのんびり映画を観たい時におすすめです。
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