とうがらし

レ・ミゼラブルのとうがらしのレビュー・感想・評価

レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)
3.4
2019年カンヌ国際映画祭 審査員賞受賞作

オシャレなイメージを覆すフランスの暗部。

ヴィクトル・ユゴーの「レ・ミゼラブル」の舞台であるパリ郊外モンフェルメイユは、様々な人種が住むスラム街。
街の安全を守るはずの警官がある問題を引き起こして、それが証拠に撮られてしまい、もみ消しに躍起になる様が描かれる。

映り込むの怒りだ。
怒りでは何も救われなくとも怒りを映す。
誰が悪いとかの責任論ではなく、ひたすら怒りを映す。
フランスに行くのが怖くなる映画だった。
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