″映画″というよりリアルを観る感じ。
多分登場人物の中には悪い奴なんかいない。みんながその環境で生きていくためにその形を取っているだけ。環境を生み出した社会構造やらシステムやら国際社会に問題がある。
そしてダイバーシティなんて簡単に言うもんじゃないね。日本社会で言ってる男女やら障害者やらなんて表層的な違いでしかない。日本で働くような優秀な外国人にだって資本主義っていう同じ血が流れてる。
日本に同じ問題が存在しないのは国民全員が移民というトピックから目を背けてるから。ただ、そのトピックに向き合った上で、受け入れないっていうのも一つの形であるような気もする。難しい。
多様性から軋轢を無くす方法がナショナリズムっていうのもなんかな。互いを理解しましょうって言ってたのに結局違いを無くすような方向にいかなくちゃいけないのかね。
その民族で続く文化の様なものも大事な気がする。黒人でもパリで見かけた人達はぎらぎらしてたけど、キューバじゃそんな雰囲気はなかったし。本家のレミゼからの引用でも言ってたけど、親やら周囲の人やらから引き継がれる気質もあるね。
考えが全然まとまらない。