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レ・ミゼラブルのkyoheiのレビュー・感想・評価

レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)
4.0
結構ヘビーなお話しでした。
2018年のワールドカップでフランス代表が優勝して、国が1つにまとまった!の理想から始まる…
その裏での実際のフランスの貧困層や立場の弱い移民の人達の現実や闇の部分が緊張感を持って描かれていましたよ。

負の連鎖、暴力の連鎖は止めることはできないのか?と思いました。

犯罪防止班に入った主人公…
同僚には、差別的で高圧的に犯罪防止に励む奴(かなり印象的でした)と貧困層出身の奴と3人でチームを組む。

サーカスからライオンの赤ちゃんが盗まれたからさあ大変な事態に…
犯人を探さないと移民・貧困層VSサーカス団となってしまうので、犯人の少年を見つけたのはいいが、誤って銃を撃ってしまい、そこをドローンで撮られていたからもっと大変な事態に…
犯罪防止班側、移民・貧困層側、闇裏社会側との三つ巴でドローンの少年を探す事態になっていきましたよ…

正直クライマックスの少年達がギャングとなって抑圧的な大人達全員に復讐していくシーンには度肝を抜かれたし、ラストに主人公と少年が相対して撃つの?撃たないの?で終わるなかなか考えさせられる内容でした。
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