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家族を想うときのmitoのレビュー・感想・評価

家族を想うとき(2019年製作の映画)
3.0
今年221本目。
ケン・ローチ監督が引退撤回して作り上げた作品。

個人事業主として労働を余儀なくされた父親と、その勤務体系の影響で崩壊していく家族を描く社会派ドラマ。
Uberよろしく、個々の配達員が個人事業主という形態の運送業で働く父親。
企業が責任を持たず、保証もなく賠償責任は個人にあるという、この制度の持つ雇用問題をかなりストレートに投げ掛ける。

ケン・ローチの固い意志も分かるし、問題提起も分かるが、以前の周防監督のカツベン!同様、いまいち乗れなかった。
問題提起要素が、非常に直線的で、前作の「わたしは、ダニエル・ブレイク」の途中出て来たダニエルを称賛するおっさんが終始登場するような感覚が苦手だった。
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