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家族を想うときのinukoのレビュー・感想・評価

家族を想うとき(2019年製作の映画)
4.1
フランチャイズ契約の運送業で必死に働く父親、訪問介護職で交通費が出なくても依頼者を敬い誇り持って働く母親、どちらも家族の時間が取れず、家庭がバランスを崩していく様子が描かれる。
お父さんが後半とにかく酷い目に遭うのだけど、一つ一つ見れば所謂「よくあること」で、つまり誰にでも起こりうるのだ。
こんなところで…というシーンで終わってしまう。出口のないトンネルに突入するかのような。
何もしなければ、このままなのだと突きつけられたような気分になる。
イギリスだけじゃない、多分世界中どこにでもこういう家族がたくさんある。
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