nana

家族を想うときのnanaのレビュー・感想・評価

家族を想うとき(2019年製作の映画)
3.5

観たあとに気分転換が要る映画。

暗く重い。
救いようが無い。

要領のいい人。
要領の悪い人。
狭すぎる創造力の射程。

奥さんの愛が深い。
家族にも仕事にも。
とにかく優しいこの人と娘が可愛いかった。

事情はあるけど…仕事が長続きしない男。
面接のシーンで、う〜ん🤔と思ってしまった💦
フランチャイズ契約をし夢を見る。
“2年後は…”

余裕が無い状態でここに逃げ込んだ事が元凶に思えた。

言い争いの果て、夫の為に妻が仕事に必要な車を売らせる。
結果妻は疲労困憊😓

しっかり契約の内容を把握せずに始めた仕事で、ペナルティや厳しすぎる現実に疲弊していく。

イライラは家族に伝わり家庭まで侵食していく。

わかりやすいのは長男の問題行動。
学校に親が呼び出されるが、会社は働けと言う。
酷いようだが…

ちょっと待って💦
会社だって顧客の信用があるし、罰金は行き過ぎとしても仕事である。時間は待ってくれない。
責任者なら心のなかで「チッ」っと舌打ちしたくなる状況だろう。
この管理職も大変な立場。
みんなに嫌われて。会社からの圧がすごそう。
イライラしてしまうのかな🤔

もともとがこの長男、他人の建造物にスプレーで落書きする癖がある。
あんな事をされた所有者がどんなに迷惑か😥

スプレーペンキ代を、せっかく買ってやったコートを売って作ったと嘆いたり怒ったり。
所有者に謝れ!とか一言も無い。
何故それをしてはいけないか諭す場面も無い。
なんかなぁ…😥

悲劇の主人公だけど…
この社会性の無さがこの家族の貧困の元なのでは?とも思った。

自分達の痛みには敏感で他人に掛けた迷惑には動じない。
う〜ん🤔

ペナルティ、と、どんどん罰金を課して行く企業の非情さ。
真面目に働いてはいるのだけれど、もう少し早く気づく所は同僚への仕打ちであった筈。
仕事を譲られるシーンなんて、まさにそれだ。

怪我をしてからの企業の対応は酷すぎる。
あの対応は鬼だ。

美味すぎる話の裏を読まないと危険だよ、と早い時期にこの映画を見る事は良いのかな。


以前、行きつけの飲食店のバイト君が私をマルチ商法?(ネットワークビジネス?)にしつこく勧誘した事がある。
相手にしないと相当怒った。
彼はこの主人公のような職業で借金を作り、売るものは変わってもそんな事をずっと繰り返していると言う。
美味い話が好きな人。
生活は今の日本ではあまり聞かないくらいの極貧。
このストーリーと共通する所がたくさん有る。


この主人公は2年後に夢を見なくても、どんな仕事でもコツコツと働いていれば、回避出来た悲劇ではないかと感じた。

あのラストはなんか、もう…


環境でおねしょをする娘がとても可哀想そう。

奥さんの愛情が素晴らしかった。