トッキー

家族を想うときのトッキーのレビュー・感想・評価

家族を想うとき(2019年製作の映画)
4.3
3年前に観た「わたしは、ダニエル・ブレイク」は私の中で2017年の洋画ベスト1でした。その監督の新作がこの作品。

借金生活から抜け出そうとフランチャイズの配送ドライバーを始めた父、配送をするための車を購入するのに通勤の車を売られてしまう介護士の母、イラストにハマっている息子と可愛い娘の4人家族。

働き詰めの両親から心が離れていく子供たちが痛々しい。反抗期から万引きをやらかす息子。見かねて車のキーを隠してしまう娘。負の連鎖は強盗に襲われる父にも及ぶ。

強盗に襲われ重傷を負った父はそれでもドライバーの仕事に向かおうと…。

ラストはもう父の家族愛に胸が熱くなります。ボロボロになっても働こうとする父とそれを必死に止めようとする家族。

やっぱり働きすぎは家族崩壊を招く元凶ですね。

CINEX
2020年劇場鑑賞 8本目