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家族を想うときのmzkのレビュー・感想・評価

家族を想うとき(2019年製作の映画)
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悪役は不在で、言うなれば「貧困」が悪役だ。リッキーの上司も悪役とは言えない。あれが彼の仕事なのだから。何事も家族のためだが、家族の絆も、家族の時間も失われる。非常に悪循環なシステムに憤りを感じるが、リッキーの仕事は配送業で、我々は加害者の側面を併せ持つ。それが、この物語を他人事とは思わせない。
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