家族を想うときの作品情報・感想・評価

上映館(30館)

「家族を想うとき」に投稿された感想・評価


劇場 No 261

KBCシネマでのハシゴ鑑賞 3作目
ケン・ローチ監督の最新作

年末、ここに来てベスト10入り確実の作品に出会う
年間ベスト10を練り直さなければ...

イギリス、ニューカッスルでフランチャイズの宅配便サービスを開業したリッキーは、訪問介護士の仕事をする妻アビーとマイホームの夢を叶えるために懸命に働く
しかし、仕事に縛られた二人は、長男セブや小学生の娘ライザとの充実した家族の時間が持てなくなる
そんなある日、リッキーを不幸が襲う...

これは観ていて辛かった
仕事に追い詰められて、家族らしさが失われていく様子が身につまされる

中二病で怠学気味の長男セブにイラついた反面、家族を元に戻したい一心で娘ライザのとった行動が切なくて涙が...

私の場合、身内にトラックドライバーと医療関係従事者がいるので、なおさら現実味を帯びていて共感できるところが多かった

近年、当局は働き方改革などと、絵に描いたようなことを言っているが、快適で便利な暮らしの陰で犠牲になり搾取されて働く人たちがいる現実をどう受け止めているのか...
私たちもそれぞれが真剣に考えていかない問題だろう (利潤追求のみを考える企業や、クレイマーの存在だけが問題なのか…)

原題の’Sorry we missed you’ は宅配の不在票に書かれるメッセージだが、「君(子供)たちをちゃんと見ていなくてすまなかった」の意味も含蓄しているようで深くて素晴らしいタイトル

同監督の「わたしはダニエル・ブレイク」ほどの悲壮感はないものの、重苦しい余韻が残るラストが暫くの間、頭から離れないだろう
大切で、大好きだからこそ、自分と家族の間に隙間ができる。
気持ちが近すぎるから、苛立って、
でも遠くにいくと寂しくなって。
家族って色んな形があって正解がないからこそ、自分達で道を選んでいくしかない。どんなに理不尽でも、自分達で守って生きていくしかない。

なかなかヘビーな映画だったけど、心の底から観てよかった。
ドライバーの人たちのことも、あんな現実あるって知らなかったし。感動とかじゃなく、ひたすらリアルだった。
でも、辛すぎる映像が多い中、とても幸せな一コマもある。
この塩梅がめちゃくちゃリアル。
ケンローチ監督作品、はじめましてでしたが、ちょっとずつ観ていきたい。

そして見逃していた作品劇場で観れて
よかった、、、。
あと、邦題もすきなんだけど
原題最高すぎますね。
観た後に知ったから、よりこの映画
すきになった。
うどん

うどんの感想・評価

3.6
映画の内容はさておきこんなんやっぱ社会の仕組みというか政治をなんとかしないといけないんじゃないかと思った。日本も韓国もイギリスも。
こんなにも悲しくなってしまうのはきっと、自分たちの生活を覆う巨大な経済構造が、いち人間の存在や願いをあっけなく踏み潰しているということが、極めて私が感じている事実に近いからなのだからだと思う。

家族を想うとき、を観たあと、私は涙が止まらなかった。号泣とか、嗚咽が止まらないとか、そういった衝撃を受けたときの身体の反応ではない。心を静かに掴まれてしまって、そこがどうにも痛い。

映画館を出て、なんとなく駅の方にのろのろと歩きながら、ぼんやりと映画のことを考えていると、この寒い中、BIG ISSUEを売っているおじさんがいた。財布を見ると1万円しかなかった。すぐにコンビニへ行って、一番暖まっているコーンポタージュ缶を購入し、お金を崩す。
おじさんのところへ戻って、「一部ください、お釣りはいいです」と千円を渡すと「あ、お言葉に甘えていただきます」と、おじさん。
コーンポタージュも「これ美味しいんですよね〜、いただきます!」と心よく受け取ってもらえた。このおじさんとのやりとりは、ここ最近で一番気持ちのよいコミュニケーションだった。
キツイ‥‥。

後半、負の連鎖で畳み掛けてくる今作。
救いが無さ過ぎるので、観終わった後はどっと来る💦

ケン・ローチ監督の作品なら、断然前作が好みでした。
前作の方がもう少しテンポ良かった気がするし、悲しい中にも芯の通った強さみたいなものを感じたな。うん、偉そうにすみません💦
Shiro

Shiroの感想・評価

3.8
淡々と進む日常の中で起こる問題の全てが、イギリスだけでなく日本や、今世界中で起きている格差問題を描いていて、テンポや演技に派手さはないのに飽きる事なく観続けた。

救いは家族の絆だったりするのだが、現実社会の延長にも感じられ、時に気が重くなる。旅行で訪れたイギリスとはまた違った側面が垣間見れ、ブレキジットや地方の現状を初めて見れた感じ。
Kuso

Kusoの感想・評価

4.5
この作品悲しいのよ!
お父さんもお母さんも
頑張ってるのに
この監督いつもそうなのよ!
いい映画ってより
心に残る映画
おすすめです
(20年2月20日 角川有楽町 4.5点)
mmoe

mmoeの感想・評価

-
とてもよかった。
私はあなたからたくさん学んでいる。
mache

macheの感想・評価

4.5
モチーフは、自分自身の人生のある時期と重なって、また、自分が当時気づいていなかったことを提示されるようで、かなりヒリヒリした。
終わり方も好き。
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