家族を想うときの作品情報・感想・評価・動画配信

「家族を想うとき」に投稿された感想・評価


劇場 No 261

KBCシネマでのハシゴ鑑賞 3作目
ケン・ローチ監督の最新作

年末、ここに来てベスト10入り確実の作品に出会う
年間ベスト10を練り直さなければ...

イギリス、ニューカッスルでフランチャイズの宅配便サービスを開業したリッキーは、訪問介護士の仕事をする妻アビーとマイホームの夢を叶えるために懸命に働く
しかし、仕事に縛られた二人は、長男セブや小学生の娘ライザとの充実した家族の時間が持てなくなる
そんなある日、リッキーを不幸が襲う...

これは観ていて辛かった
仕事に追い詰められて、家族らしさが失われていく様子が身につまされる

中二病で怠学気味の長男セブにイラついた反面、家族を元に戻したい一心で娘ライザのとった行動が切なくて涙が...

私の場合、身内にトラックドライバーと医療関係従事者がいるので、なおさら現実味を帯びていて共感できるところが多かった

近年、当局は働き方改革などと、絵に描いたようなことを言っているが、快適で便利な暮らしの陰で犠牲になり搾取されて働く人たちがいる現実をどう受け止めているのか...
私たちもそれぞれが真剣に考えていかない問題だろう (利潤追求のみを考える企業や、クレイマーの存在だけが問題なのか…)

原題の’Sorry we missed you’ は宅配の不在票に書かれるメッセージだが、「君(子供)たちをちゃんと見ていなくてすまなかった」の意味も含蓄しているようで深くて素晴らしいタイトル

同監督の「わたしはダニエル・ブレイク」ほどの悲壮感はないものの、重苦しい余韻が残るラストが暫くの間、頭から離れないだろう
運送業×介護

日本だけではなく、世界的にも今問題視されている業界に焦点を当てた作品

ケン・ローチ監督が描く、貧困はいつもリアルで胸が締め付けられます

『わたしは、ダニエル・ブレイク』でも衝撃を受けましたが、この作品でも脚色された貧困ではなく、リアルな貧困が描かれています。

家族のために決断したはずなのに、どうして全部上手くいかないのか。

皆んな幸せになりたくてもがいているだけなのに。

病院のシーンに、ぐっと来ました

派手な展開はありませんが、ドキュメンタリー番組のような繊細な描写に100分間、目を離せませんでした

人生について考えさせられる映画🎬

親が子を想い、子が親を想う気持ちに胸を掴まれます。

p.s.
父親の涙には、色々な想いが詰まっています。
TKC

TKCの感想・評価

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Sorry We Missed You
なんてオサレなタイトルなんだ
日本語で訳すのは難しい気がする
向こうでは不在連絡票に書かれる一文みたいです。

とても苦しくて、やるせない。一体どうすれば彼らは救われるんだろう。いや、この映画が映す社会の状況は他人事じゃない。

何をしても自己責任という言葉が飛び交い、常に自己研鑽と努力が求められる。でも格差は拡がって、惨めな思いをするのは当人の努力が足りないからだと。
なんて生きづらい社会なんだろう。もっと包括的な社会をつくりたいなと思う。

警官がセブに話をするシーンと、最後のシーンでめっちゃ胸が苦しくなりました。

いつも思うのは、こういうの、富裕層に響くのかな?ってことですね。

めちゃくちゃのめり込んだし、観て良かったと思いますが、考えさせられすぎて採点不能です 笑
わたべ

わたべの感想・評価

4.0
重かった。胸をえぐられた。この家族に幸せになってほしい。
海外版是枝作品。多分逆なのだろうけど。
新自由主義社会の盲点をつく映画。非常に重い内容。「家族」や「想い」が入るタイトルからは想像もつかないほど、最後まで「笑いの場面」はでてこない。世の中の流れは早く、日本の7-11問題でも分かる通り少しづつ変わろうとしており、
ここまでは酷い社会ではないぞとも思う。社会としての解決策とは別に、個人で解決できる策があるとすれば無理にでも「笑顔」を作ること!
それを痛切に学び取った。それだけでも鑑賞した価値ある作品。
ヤマハ

ヤマハの感想・評価

3.6
職を失った父親はフランチャイズとしてドライバーになるが、それは金と時間を搾取する恐ろしい契約なのかもしれない…
家族を守るための仕事が家族を狂わせていく。そんな格差社会の構図をまざまざと見せつけられて言葉も出なくなる。

最後にあの父親はどこに行くのか、余韻を残す
AYUMI

AYUMIの感想・評価

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一番嫌いなパターン…
Sayaka

Sayakaの感想・評価

3.8
見終わったけど辛すぎて消化できてない。ジワジワ考えたいな
かず

かずの感想・評価

3.9
辛いなぁ…
社会に壊されていく家族…
悪循環だよね。
skysoi

skysoiの感想・評価

4.5
淡々とした日常。すぐそこにいるであろう人たちの物語。真面目で善良で、良い家族なのに、社会がそれを壊して行く。
気の持ちようや、ささやかな思いやりだけではどうにもならないこともある。そんな現実を突きつけてくる名作。
妹の告白に号泣でした。
終わり方も、完璧。
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