グザヴィエ・ドラン監督の映画というと、同性愛や母息子の確執を描いた作品が多いけれど、彼ならではの文脈に沿いながら、これは超ド直球な普遍的ラブストーリー！映像も音楽も素晴らしく、心に残るシーンがいくつもあった。公開したら大きなスクリーンで大音量でもう一度映画館で観たい作品です。まだ31歳で監督・脚本・制作・主演をこなすドラン、本当に凄い逸材！そしてTVやネットで報道される様々な差別に関するニュースを見ていて、いつか世界中にある恋愛映画の半分が同性愛を描いたものになれば、もっとセクシャリティについても理解が進むのかなと感じています。異性愛とか同性愛とか関係なく、相手をいとおしく思う気持ちや悩みもがく事は同じなんだと改めて痛感。
