梅

アトランティックスの梅のレビュー・感想・評価

アトランティックス(2019年製作の映画)
-
給料未払いという労働問題が解決できず、スペインに仕事を求め大西洋を渡ろうし、たどり着く直前で荒波にのまれた男たち。しかし『アトランティックス』は、男たちの悲劇的な物語から始めながらも、そこから徐々にフレームをずらしていく。たとえば、彼らの航海も、その先での難破も映されることは一切ない。ではこの映画は何をフレームに収めていくのか。それは、彼らのいなくなった街で生きる女たちであり、とりわけエイダという一人の女性の肖像である。

https://www.nobodymag.com/journal/archives/2020/0611_1217.php
梅