今更ながら、雰囲気映画が苦手だということを自覚出来た。
異常に渋カッコいいオープニングクレジットで最高潮に高まった期待値は開始から10分、20分と進むにつれて萎びてしまった。
平坦なストーリーにゆったりとしたテンポ、その割には多い登場人物、(わざとだろうけど)悪ふざけのようなバイオレンスシーンと、映画に入り込むのを妨げる要素が多過ぎた。シャッフルダンスを万倍ダサくしたような踊りのシーン、アレは一体何だったのだろう。
韓国ノワールや香港ノワールには好みに合うものも多いのだが、思えばこの監督の前作『薄氷の殺人』もあまり乗れなかったんだよな🤔
少し前に観た『チィファの手紙』にも出演していたフー・ゴーは、顔面と肩幅のバランスで損していると思う。精悍な顔立ちに対して身体が華奢過ぎる。