Shirorin

シチリアーノ 裏切りの美学のShirorinのレビュー・感想・評価

3.6
フリーパス3本目。

1980年代初頭のイタリア。
マフィアの争いが激しさを増す中、パレルモ派の大物であるブシェッタはブラジルに逃走。祖国に残された家族や仲間はコルレオーネ派に報復され、ブシェッタも逮捕されてイタリアに引き渡される。

帰国したブシェッタにマフィア撲滅を目指すファルコーネ判事が協力を依頼。麻薬取引と殺人が横行する犯罪組織コーザ・ノストラに幻滅していたブシェッタは、判事への協力を決意し…というストーリー。


イタリアンマフィアて大好き😆
イタリア🇮🇹の男、イタリアのスーツてめちゃくちゃカッコイイ‼️白のスーツなんて日本じゃ花婿かホストしか着ないよっ💦イケメンでないのに、それが似合ってしまう。見ていて痺れた〜😆

「血🩸の掟」
絶対に秘密を暴露してはいけない。
破れば激しい制裁が加えられる。

長い裁判のシーンは見応えあり‼️
女子供も関係なく、20親等まで殺しまくるって、どんだけ〜😵正に根絶やしにするとはこのこと。

裁判所の中には鉄格子、大勢の被告人、そしてブシェッタを囲んでいるのは防弾ガラス。裁判中に撃たれないように?怖っ😱

葉巻吸うわ、カードゲームするわ、服を脱ぐわ、ヤジも凄いし、まるでガキのケンカ💦
証言しません!て自分で口を縫いつけたり。刑務所なんて、さながら精神病院🏥。


ブシェッタがアメリカ🇺🇸のレストランで「俺はシチリアーノ〜♪」みたいな歌を聞いて故郷への想いを馳せたのだろうか。

若き頃、付け狙った男がいつも子供を胸に抱いていたので、なかなか手が出せなかった。女、子供は狙わない、という美学を守ったブシェッタ。

ブシェッタが組織を裏切ったとされるが、自身は組織の方こそが美学を裏切ったと思っている。338人を有罪にし、最期は願い通りベッドの上で迎えた。

いや〜、濃ゆい人生を見させてもらいました!!

最初のパーティでものの数分で凄い人数が出てきたので、こりゃお手上げかと思ったけど、見てる間に人物が分かってきてなんとかなりますが、見る前にサラッと相関図を予習しておくことをオススメします。
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