PANDADA

やりすぎコンパニオンとアタシ物語のPANDADAのレビュー・感想・評価

1.0
原作は平本アキラの漫画。

温泉水を飲むと超人「やりすぎコンパニオン」になってしまう温泉コンパニオン上杉やりすの物語。

平本アキラの作品が好きなんです。
特に初期の「アゴなしゲンと俺物語」が。
回を重ねるごとにぐんぐん画力が上がっていって、今ではもはや別人レベルの作画力。

で、本作はだいぶ画力が上がった後の作品でしたが、ノリは「アゴなしゲン」の頃と同じで、シリアスゼロなギャグ漫画でした。上達した画力で、下品なネタを勢いだけで推し進めていく奇作でした。

実写化とか絶対無理だろうと思ってましたが、やはり無理でしたね。

実写化映画としては最低ですね。

明らかに原作ファンしか観ないであろう作品なのに、原作とは全く違うほぼオリジナル。

シリアスゼロな原作に対して、映画としての体裁を整えるためだけに無理にシリアスな部分を作り加えた所は、原作者のファンには許せないレベル。

間延びしたセリフのやりとりや、原作通りとは全く違うキャラ造形は痛々しさ以外を感じ取れませんでした。

B級・C級映画は割と好きなんですが、本作は映画と呼んではいけないレベル。

貴重な2時間を最悪な鑑賞時間に使ってしまいました。

ご覧になる方はいないと思いますが、あえて言います。観てはいけない作品です。
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