小さな兵隊の作品情報・感想・評価

「小さな兵隊」に投稿された感想・評価

U

Uの感想・評価

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2019.4.13 DVD #96
Panierz

Panierzの感想・評価

3.7
この頃のゴダールはアンナ・カリーナのために映画を撮っていた、というのが本当によくわかる。
ゴダール的な刺激にはまだ欠ける。
思い出したようにパンする、そのファーストカット。
ゴダール×アンナカリーナの処女作。当時アルジェリア戦争批判の理由で公開延期を余儀なくされた曰くつきの作品。19歳のアンナカリーナがとにかく垢抜けてなくて初々しい。主人公の青年がアンナカリーナ演じるヴェロニカに意味もなく髪を振ってみてって言ったり髪を上げてみてって言ったりゴダールのアンナカリーナへのお熱っぷりがダイレクトに伝わってくる演出ばっかで気恥ずかしくなってしまうほど。映画としてはゴダールの政治思想が全面に押し出されたゴダール作品の中でつまんない方の作品だけど、デビュー間もないアンナカリーナを映像に納めてるっていう意味では必見の一本
淡々と描かれる拷問シーンが印象に残る映画。それと対照的にひたすら可愛いアンナ・カリーナ。
Hiromasa

Hiromasaの感想・評価

3.5
アルジェリア戦争について、フランス側の暗殺者であることに嫌気がさした男(しかしそれは単に殺人を忌避しているのではない)が主人公だが、男は民族解放戦線につくわけでもなく、アラブ人による拷問には口を閉ざしたまま、粘る。アラブ人には、どうせお前には思想がないのだからとっとと吐けばいいじゃないか、というようなことを言われる。
男は民族解放戦線のメンバーだったアンナ・カリーナを救うために人殺しをするも失敗し、「闘争」できないことの悩みは解決されないまま、映画は終わる。

男は饒舌で、映画の「テーマ」はわかりやすすぎるくらい。しかもゴダール自身が「これは私の『言葉』(サルトル)で、自伝的な映画だ」とまで言っているそうだ。

銃をターゲットの人物に何度も突きつけておきながら結局殺さず、しかも、衆人環視の中それが咎められない、という間抜けなイメージが心に残った。

主役の男が島田雅彦に似ている。
鏡の中に映る自分の顔と、自分で思い描いた顔は一致しない
まさ

まさの感想・評価

4.0
本日4本目はゴダール!

前から観たかった作品でかなり楽しめた!
まぁ、お話はムズイけどなんといってもアンナ・カリーナが最高だ(毎回同じこと言う)。可愛すぎてビビったが、特に前髪はかなり好み(笑)いつも通りファッションもいい感じ。

本作の後にゴダールとカリーナは結婚したみたいですね。ゴダール映画でカリーナ主演のやつは傑作が多いのでほんとおススメです。
すー

すーの感想・評価

3.0
ゴダールのアンナ・カリーナへの愛がつまった映画ではあるが、やはりゴダールの政治思想が大いに反映されている。アルジェリアとの戦争を拒否し、暗殺を命じられたものの行動に移せない。そのかたわらアンナ・カリーナを写真で撮りまくる…という。揺れ動く様と当時の混乱ぶりに驚かされる。
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