映画とは離れた個人的な生活のことから書きます。
今、私は長野県の木曽郡に住んでいます。短期間の移住生活ですが、
慣れた川口を離れて早8ヶ月。
木曽は長野県の中では比較的暖かい方らしいですが、11月に入ると霜が下りる朝もあり、今朝も氷点下🥶やはり関東とは違いますね。
この映画の舞台、野麦峠は、長野県と岐阜県の県境で、山間の雪深い場所です。
寒冷でしかも平地か少ないため、一家が安定して暮らしていける収入を得るのは大変な場所です。
住んでみて、実感すること、この地で一冬を越すことは、本当に大変なことだっただろうな、
実はこの映画を観たのは遥か昔、公開時に観たのですが、ちょっとした思い出があります。
何の関係だったか、忘れましたが、撮影現場の見学をさせてもらったのです。
映画の撮影現場を見るのは、後にも先にもこれ一回きり。
生、大竹しのぶさんや、生、三国蓮太郎さんを見て、感激したのを覚えています。
物語は、女工哀史。極貧の農村から諏訪の製糸工場に出稼ぎに来た若い女の子の物語。
病に倒れた大竹しのぶが背折られて、故郷に帰るというクライマックスは、あまりにも痛ましかったが、
映画全体としては、どーしても、悲惨な事実のあと追い的な語り口になってしまったような印象が残っている。
とは言え、労働と生活という、今こそ、描かれなければならないテーマ、
当時としては、製糸工場のセットを作り、若手ナンバーワン女優さんと実力派俳優を揃えて作るパワーが、今はあるだろうか、、
そーゆー点では、作られたことに価値がある作品なのかもしれないなって、思いました。