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ANNA/アナのkarmapoliceのレビュー・感想・評価

ANNA/アナ(2019年製作の映画)
3.8
ANИA:リュック・ベッソン監督、脚本、製作、サッシャ・ルス、ヘレン・ミレン、ルーク・エヴァンス、キリアン・マーフィー出演、エリック・セラ音楽、2019年フランス・アメリカ作品。ロシアのスーパーモデルのサッシャ・ルスを主演に迎えた女性スパイ・アクション。

これはリュック・ベッソンの本領発揮!!ニキータやレオンとも全く違ったスーパーヒロイン誕生!とは言っても、逃げ場の無いほど拘束されたヒロインに、監視役のニヒルな男たち+女性ボスときたら如何にもベッソン節(笑)いや女性ボスは初めてかな。

個人的には最近の代表する女性スパイもの「アトミック・ブロンド」「レッド・スパロー」より観易くて少し好印象だろうか。実は内容の深みは2作品に劣るかも知れないが、テンポの良さや鋭さがあり、観易さと爽快感に繋がっている気がした。3年前、3年後、6ヶ月前・・・・と時系列が前後するも分かり易く、軽い遊び心だろうか。序盤の演技を観て表情の薄さにやはりモデルかな?女優には劣るかな?とも思ったが、スタイルの良さを活かした様々なアクション・シーンとエロティックなシーンを観ていると、徐々にけっこうな彼女独自の魅力が発揮されているのが伝わって来たように思う。

女性ボス(ヘレン・ミレン)もクールな貫禄でかなり魅力的。ラストの説得力と爽快感に繋がった。やはりリュック・ベッソンは個性的な女性を描くのが巧い。いや魅力を引き出すのが巧いのかも知れない。久しぶりに楽しいリュック・ベッソン作品に会えた(笑)
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