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ANNA/アナのJUNのレビュー・感想・評価

ANNA/アナ(2019年製作の映画)
3.8
我らがスパイアクションの王道、リュック・ベッソン監督・脚本作品最新作。

まず第一の感想として、ヒロインの子がめちゃめちゃにカッコいいです。リュック・ベッソンといえば、スパイアクションのニューヒロイン発掘というような事を言われているのを耳にしたことがあるのですが、まさに彼女もニュー・ヒロインといえるかと。
マネキンみたいなスタイルと、個性的で美しい容姿…それにアクションが加わり、見事に私の好きなカッコいい女スパイの出来上がりです。

実はどんな話なのかあまり情報を入れず、アメリカでもそんなに収入が振るわなかったこともあって、あまり期待せずに観に行ったのですが、想像以上に作り込まれた脚本とスタイリッシュな構成に、大満足でした。
単純にスパイ活動をするのではなく、あくまでこれは彼女個人の話であり、彼女が望むものは必ずしも国の平和だとか手柄をあげたいだとかそういう事ではない、というのがミソです。彼女が望むものを手に入れるための過程で、あらゆる人間の画策や感情が交差していて、ノーラン作品が大好きな私は、十分に楽しむことができました。
一筋縄ではいかないストーリーほど面白いものはないと思います。

すごく良かったです。
劇場に観にいかないにしても、もしサブスクで出たら多くの人に観てほしいと思いました。
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