ウシュアイア

超能力者のウシュアイアのレビュー・感想・評価

超能力者(2010年製作の映画)
2.3
(2012年4月@シネマート新宿)

[あらすじ]
ギュナムは、思いがけず交通事故に遭うものの、驚異的な回復力により怪我を完治させ、仕事に復帰しようとするが、解雇されしまい、新しく小さな質屋ではたらくことになる。

質屋の主人は最近帳簿が合わないということで、店に取り付けた防犯カメラにをギュナムとともに調べてみたところ、主人が見知らぬ男に金を渡している映像が映し出された。

ギュナムは再び男がやってきた現場を押さえ、その男が超能力により人を操っていることを突き止めたものの、操られた人々により窮地に追い込まれてしまう。ギュナムはかつての仕事仲間のボバとアルとともに超能力者の男を追いかける。

[感想]
SF映画というよりかはアクション映画で、超能力者により操られた人たちと戦う主人公の姿が一つの見どころになっており、キョンシーやゾンビに近いかもしれない。

主人が対決する超能力者は、その能力ゆえに周囲から恐れられ、天涯孤独に生きる陰の男として、本編の中でもその生い立ちは触れられており、
キャラとしてはなかなか作りこまれていておもしろい。

その一方で、ある意味超能力者で天涯孤独で貧しいながらも底抜けにポジティブに生きる主人公も悪くはない。

キャラクタの立ち具合は悪くないのに、ストーリーがイマイチ単調なのと、グロキモ路線に走りすぎてしまって、全体として残念というか惜しい作品になってしまっている。
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