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超能力者のbluemercenaryのレビュー・感想・評価

超能力者(2010年製作の映画)
3.6
目に包帯を巻かれ、義足で母親と歩く少年チョイン。―― 逃避行。
包帯を巻かれたままで、母親と夕食と摂っているところに現れたのは父親 ―― この父親から母子は逃げていた。
チョインが包帯を外して、母親に暴力を振るう父親を見据えた瞬間、惨劇が起きた。 ―― チョインには或る超能力が備わっていた。

数年後、真面目な青年ギュナムは交通事故で勤務していた廃工場を解雇され、質屋に再就職する。
その質屋で仲間を交え昼食中に全員が動けなくなる現象が起きた。
そこにやって来たのは成長したチョイン ―― 目で人間をコントロールして犯罪を犯していた。
ところがギョナムにはそれが通用しなかった。―― ギョナムに驚愕するチョイン。
ここから二人の"超能力者"の闘いが始まった。



好きで身に着けた訳じゃない超能力で孤独と絶望の中を生きてきたチョインにとって、ギョナムの登場は不幸だったのか、幸運だったのか。
これが物語の主軸なんだけれど、ギョナムの存在が謎過ぎるところがちょっと微妙。
ギョナムは不老不死の超能力者だと勝手に決めつけて鑑賞してたけど、もう少し彼も超能力者を匂わせるとか、意味深にして欲しかった気がする。
哀しい超能力者役のカン・ドンウォンも、好青年超能力者役のコ・スもハマってましたね。
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