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ペーッタのBaadのレビュー・感想・評価

ペーッタ(2019年製作の映画)
3.7
悪いラジニ?のお話と言えなくもないかも。

なんとなく面白そうだと見始めたが、前半で引っかかってしまい、中断。3ヶ月ぐらいして見返したが、結構今風で面白かった。

学校の寮の管理人が恋愛がらみのいじめを正す話かと思ったら、前半のいじめの話題は途中で吹っ飛んでしまい、後半は血で血を洗う復讐話に。

敵役にボリウッド俳優のナワさんを起用していることからもわかるように話の進みはちょっとボリウッドの地方ヤクザの抗争ものっぽく、ややスマート。ただ、閉め方は社会派風ではなくあくまで娯楽映画なので、その辺はタミルだなあと。

キャスティングではちょっとしか出てこないラジニの妻役にトリシャさんが出ていて眼福だけれど、彼女にしては地味な目立たない役で勿体なし。

この映画は大ヒットしたらしく、Netflixには色々な言語の吹き替え版があり、それによって挿入される曲が違うらしいんですが、流石に全部チェックする気力はなかった。

敵役の息子で実はーという設定の重要な役でヴィジャイ・セードゥパティが出ているが、『96』についでこれが2本目。2本見ると人気の理由もなんとなく分かる。くまさんタイプで男性にも女性にも好かれそう。

(2021/9/29記)
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