貧乏夫婦の自給自足ムービーにあらず！
手練れ夫婦の、小さな地球作り映画です！
小さな丘を開拓し、自然が潤滑する「小さな地球的環境」をつくりだそうとする話ですが、大変苦労したであろう夫婦の物語よりも、自然の要素（動物、植物、害虫、害獣、土などなど）が、互いに支え合う、そのプロセスにフォーカスした構成がとても良かったです。
もちろん、可愛い動物もたくさんでてきます。動物フォトグラファーである夫の映像もすごいです。でも、やっぱり！動物や植物たちの関係ですよねーー。穴ができたら誰かが埋め、毒が発生したら、それを補うものが現れ、孤独な豚にはローンウルフの鶏が寄り添い、やさしい犬には、羊を守る役が与えられ…と、今地球が抱える問題点への回答が、凝縮して、わかりやすく、提示されていきます。
しかも、説教くさくない…のに、説得力は抜群！です。
ナレーションに頼りすぎなところは大目にみるとして、感動ポイントも多く、動物や植物の群像劇として楽しめました！
