このレビューはネタバレを含みます
どんな映画になるんだろと思ってたら話はある意味MCU版のウォッチメンと言ってよいかと思う
まさかの黒幕にちょっと驚いた
冒頭、かなりベタなヒーロー映画な感じでスタート
ちょっと不安を感じるが、わりと早くヤバめな隠し事してそうな人が登場
まあ、裏のある話なんでしょうね、と
ミステリー的に話を引っ張っていくので、千年、百年単位で過去、現在を行き来し、キャラクターを紹介していく部分も退屈しない
キャスティングがほんと素晴らしい
演者が過去作でどんな役をやっていたか把握してると尚楽しい
個人的には世界史が好きなので古代文明にもキュンとする
クロエ•ジャオ監督の代名詞である壮大で美しい風景
そこにいるヒーローたちが神々しい
お気に入りのキャラクターはアンジーのセナ
あんなに凶暴で美しい人を他にできる人はいない
ローレン•リンドルフのマッカリ、バリー•コーガンのドルイグもとても良かった
マ•ドンソクも最高に可愛かったのに、死んでしまって悲しい
あとMCUの世界にもDCコミックが存在してるのが判明した
【追記】
今作が「DCっぽい」という感想を何件か見て面白いなと思う
自分もウォッチメンっぽいと思ったのだけど
神の如く平和をコントロールしようとしたオジマンディアス
イカリスは使命感や義務感で動いている
そういう意味では狂っていないサノス
ただ人間臭い愛のために義務を躊躇して負ける
そう考えるとそこのとこをもう少し上手く描けたのかもしれない、と惜しく感じる
