エターナルズのみののネタバレレビュー・内容・結末

クロエジャオのこちらのエネルギーを解放するような画面作りと、こちらのエネルギーを集中させるようなスターたちやスーパーヒーローというキャラクターは割りと絵面として食い合わせが悪いのではないか、と思った。何かどっち付かずな印象になってしまった。

といいつつも、やっぱり面白かったなぁとは思う。この「人類は救う価値があるのか？」という大雑把にも思える二項対立を、スケールの大きさに変換させる感じがお上手。あと宗教対個人みたいなのは現代だなぁと思った。てか、孫悟空的なあれよね、仏様の手の平。こういうので、東洋的思想の陰性の部分とでもいうのかな、そういうのが持ち出されるのは珍しい気がしたので何か面白かった。
あと言語も面子も多種多様で、それは本当観てるだけでニコニコしちゃう。

思ったよりスター個人に言うこともなく（言わずもがなの芸達者たち）、思ったよりキャラクター同士の関係性に言うこともなく（言わずもがなのカップリング上手）それよりもアンジェリーナ・ジョリーの黙っててもある迫力さすがなぁとか思った。美しかったです。

何か『僕の地球を守って』的な何かも感じました。同年代だし、観ててもおかしくないよねクロエジャオ。