このレビューはネタバレを含みます
これは見たいと思っていた作品。公開から時間がたってしまっていて、仕事後に見に行ける時間の上映があるうちにと思ってあわてて行ってきました。
ユナイテッドシネマ新潟会員デー1100円で鑑賞。
ヴェノムで色々言ってますが基本的にマーベル作品は好きなんです。
アメリカンコミックってハリウッド映画ととっても相性がいいでしょう？今回のこのエターナルズもわくわくして公開を待っていたわけです。
でもなー、なんだろうか？この違和感。
こういうアメリカンコミックとかでヒーローの闇とか描く必要があるのか？っていうのが見終わった後の正直なところの感想。
わかるの、一応私も大人ですからね、この善悪きっぱりと線引きができないのはよくわかる。
でもさ、どこかで勧善懲悪という考え方を作品にするならマーベルやアメコミはその先頭に立っていてほしいなと思うのです。
100歩譲って勧善懲悪ではない世界をマーベルが描くのであれば悪の側面の良心、ヒーローの善悪の間でのゆらぎを描くにとどめてほしいなぁ。
こういう人としての矛盾や善悪だけで語れない部分のひずみや闇は、ほかの作品で表現すればいいじゃん。
なぜこのアメリカンヒーローズの映画で描こうとしたのか。
ましてやディズニーも噛んでいるならなおさらそう思う。
ヒーローはヒーローでいてほしいのはわたしのわがままだろうか？
アンジェリーナ・ジョリーの存在感はなんなん？
ギルガメッシュのひたむきな愛が彼女を守ってるとはいえ、あれだけ無謀なことをしておいて同情を買えるっていい役のアンジェリーナ・ジョリー。
ギルガメッシュを殺しちゃうのもどうかと思うんだよね。
こういう人は絶対必要。
彼がいるからセナが道を見誤らずに進んでいけるのになぁ。
ヒーローとしてクローズアップされることがなくてもヒーローを支える人って大事だと思うんだけれども。
ギルガメッシュを切り捨てちゃう辺りはアメリカだなーと思ってしまう。
各々人間としての生活を営んでいたエターナルズ。
その生活の中でキンゴとドルイグの生活はもっと詳しく見たかった。
スプライトの気持ちの変動も気になるし、セルシとデインも気になる。デインの正体は？
イカルスは本当に死んじゃったの？
なんだかんだ言いつつ次作が作られたら見に行くと思うので楽しかったんだと思う。
勧善懲悪、悪をやっつけろ！の路線を次作では復帰して欲しいなと思うのでした。
