このレビューはネタバレを含みます
これまでのMCU作品とは雰囲気が一変。
登場人物も増え、自らの使命と感情、アイデンティティとで揺れるキャラクターをそれぞれ上手く描いていた。
そして『ソー』『GotG』を超えるスケールの大きさも注目点だ。今後のMCUは宇宙、もしくはそれ以上の起源に迫るのかもしれない。
不老不死と言われているエターナルズだが、彼らの持つパワーは地球でいう”スーパーヒーロー”を上回る力を持っているはずなのにその強大さがあまり表現できていなかったように思う。まあそれよりも遥かに大きなセレスティアルのインパクトが強すぎて話にならないだけかも。
イカロスが目からビー厶を出して空を飛ぶスーパーマン的能力を持っているので、セバスタとホームランダー(TheBoys)を足して2で割ったみたいな顔とキャラしてんな!胡散臭い!と思ったらやっぱり後者のようなことやらかしていたので意外性はなかったが、相対的にホームランダーの方がクソ野郎なのでヘイトは全然溜まらなかった。
エターナルズが産まれたのが7000年以上前で、全ての神話のネタ元みたいになっているのでその設定だけは狡いなあと思った。
それに加えて、ミッドクレジットで登場したスター・フォックスはサノスの弟と自称している。
これマジ?
彼がエターナルズで、本当にサノスの弟ならあの紫ゴリラも同じ力を持っていたなら異様な強さの理由がつくが……
続編も作られそうなので、そのあたりの解説が詳しく掘り下げられることを願う。