2PMのジュノが男妾(男妓生)となり、経営危機に陥っている叔母のお店を救うという物語。
冒頭は、ものすごくコミカルに描かれています。
ジュノは正直、イケメンではないですが、笑顔が素敵でどうしても目が離せずとても魅力的。ダンスのシーンなんて、芸術作品が舞っているかのよう。時代劇絵巻と言われているだけあって、韓服や色彩もとても美しいです。
妓生という職業は、華やかで、芸達者で綺麗な服を着飾ってというイメージですが、身分制度の厳しかった韓国のこの時代、辛いこともたくさんあったそうです。
妓生は誰のことも好きにならないし、自分のもとから去っていくのも当たり前で、何も望んではいけない身分であるのに、この主人公セクはヘウォン(チョン・ソミン)という美しい身分の違う女性に恋してしまい、物語は一気に切なく展開していくことに。
二人が素敵な関係になってきたなと思うと、すれ違ったり、本当の気持ちを伝えられない悲しい出来事が起こったりと、身分制度が二人を阻む韓国得意の展開がまた切なく胸に響きます。
一緒にいられなくても離れない気持ちがあるなんて素敵だし、お互いがお互いを密かに思いやる、そんな二人がとても愛おしく感じた作品でした。
