あっかんべー

プライベート・ライアンのあっかんべーのレビュー・感想・評価

プライベート・ライアン(1998年製作の映画)
4.7
「1人殺すごとに、故郷が遠のく気がする」

3時間弱もあったのか。
長くて観るのかったるいと思ってる人に、冒頭30分だけでも観てもらいたい作品。
戦争というものがどれ程悲惨なものかこれを観れば少しでも想像しやすくなると思う。

物語の本筋は、ライアンという1人の兵士を連れて帰れという無謀な任務から始まる。任務に向き合う兵士一人一人の心境、大尉の動機が丁寧に描写されているのが印象的だった。
命の重み・価値って一体何だろう?と考えさせられる。

正直、大尉の動機は任務を意味のあるものにしたいという気持ちから自己満足的にも捉えられるし、そもそも任務が理解し難いという気持ちが俺の中にはずっとあった。
それでも懸命に意味を見出して、任務に向き合い、戦いぬこうとするそれぞれの勇姿を見て胸を打たれた。

「ライアンは救う価値のある男さ。生きて家に帰り、病気を治したり、切れない電球を発明したりするんだ」
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