ちゃん

プライベート・ライアンのちゃんのレビュー・感想・評価

プライベート・ライアン(1998年製作の映画)
4.6
少し前に観て何とも消化?できずにそのまま忘れてた。
戦争って国家的・集団的活動すぎて逃れられない恐怖がえぐい。
太平洋戦争というと日本側からのイメージしかなくて、日本の「出る杭は打たれる」文化がより戦争を悲惨なものにさせたと思っていたけど、この映画を観るとそんなのは誤差の範囲というか、欧米も男性社会だからか?なぜ殺し合わなくちゃいけないのか分からないのに皆殺し合ってる。
殺し合って生き残った方が直後に呆気なく殺されるとか意味分からないし、敵と偶然鉢合わせてしまってお互い殺し合いたくない緊張状態の中、援軍が来てあっさり敵を皆殺ししてしまうとかも訳わからん。
そんな事誰もが意味がわからないと思ってるのに、立ち向かうその原動力は何なの…
女性社会だったら起きないのかな?とかも考えたり。(女性社会は女性社会で、物理攻撃は少なくなるだろうけど村八分的な攻撃は増えそうだけど…)
政治は放棄して実力行使しましょうってどんなイカレ野郎の思考なんだろう、全然理解できない。なのに、実力行使されてしまったら最後、同じ土俵に降りないと事態を収拾できないのが…言葉にならない。
多大な犠牲を払ってでも領土拡大したがる積極性・攻撃性がホモ・サピエンスの特性とも言えるのだろうけど、、
個人的には、何度歴史を繰り返しても、戦争は無くならない気がしてる、
ネアンデルタール人に生まれたい世界線だったー😔(?)
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あと、こんな壮絶な経験した人達が最近まで大勢いたって考えると、日々の悩みどうでもよくなるね。
Am I a good man?みたいな台詞のシーン、そりゃ人生に対する覚悟が違うだろうなぁ…と涙した、、
それと比べるとへなちょこすぎるわたし…がんばろ…🥲
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兄弟全滅だと可哀想だから1人のために何人もの捜索隊を向かわせるくだりは「映画だから」で済む話で、それよりも
戦争のえぐさと、そして戦争が意外と最近に(そして現在進行中で)身近にあった(ある)ということを忘れないために、価値がある映画だなと、個人的には刺さりました(支離滅裂な文)
ちゃん

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